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エアキャスターとは

(株)トリオマリンテック

本技術は35年以上前にボーイング社の大型航空機組み立て作業の省力化を目的として開発され、その後エアロゴー社がその技術を引き継ぎ改良を加え、この分野のトップ企業としてNASAをはじめFA、物流・造船・土木他で多数の実績が有ります。

我が社は平成3年に代理店となり、主たる造船所・鉄鋼メーカー・橋梁メーカー・運輸・物流・コンクリート2次製品メーカー等への製品+技術指導の数は150件近くになります。

これは摩擦係数が焼く0.003と極めて小さく、固定設備にならなく複数のプロジェクトに転用出来、減価償却が早く競争力が高いことに対する評価の結果です。

0.9~3.5Kg/c㎡低圧空気圧による安全性、メンテナンスフリー、荷重分散、曲線運動など特有の特徴を有しています。

作動原理

空気圧を利用してエアーキャスターと床面との間に薄い空気膜(約0.1mm)を作ります。

地面から浮かんだ状態にすることにより、摩擦が少なくなり小さな力で重量物を移動することが出来ます。

  • 【 空気注入前 】

    空気注入前のエアーキャスターは指示パッドによって支えられており、トーラスバッグには直接荷重がかからないように保護されています。

  • 【 空気注入 → 充填時 】

    空気の充填を開始するとトーラスバッグが膨張し、基礎表面との間に形成された密閉空間に空気が充填されます。

  • 【 移動時 】

    内圧が上昇し上載荷重とバランスするようになると、トーラスバッグと基礎表面との間から空気が均一に漏れ出して荷重は空気膜の上に乗った状態になります。

エアキャスターの特長
  • 【 床面との摩擦が少ないのでラクラク運搬 】

    摩擦係数が小さく、大きな水平力を必要としません。10トンのものが、約30~100kgの力で動きます。

  • 【 なんといっても低コスト 】

    通常、重量物の運搬には膨大な費用を費やします。エアキャスターは、固定設備ではないために多分野で使用が可能で原価償却が早く、装置に摺動部がないため故障による修理費やメンテナンス費がかかりません。コストパフォーマンスの点で非常に優れていると言えるでしょう。

  • 【 安全性が高い 】

    0.9~3.5kg/㎡ の低圧空気圧を使用し、負荷分担が簡単で、偏荷重にも対応がし易く、移動作業が円滑に行えます。

  • 【 全方向に自由に移動 】

    直線、曲線、直角、回転動作が可能です。

使用環境
エアキャスターによって移動作業を行う場合、トーラスバックの周辺から空気が均等に噴出する(漏れる)こと、床面に穴や割れ目・隙間・段差がないことが使用条件となります。以下に例を示します。

エアキャスター仕様
エアキャスターのエレメントの材質・空気圧・サイズにより下記表のような分類ができます。基本的に同じサイズのものを3枚以上組み合わせて数百kg~数千トンの重量物移動に使われています。
エアキャスター、コントロール、エアーホース、がセットになった4枚セット、6枚セットの標準品もあります。必要枚数は移動物の重心位置、床面状況、使用頻度などにより判断しますが、低格能力の80%以下で計算して下さい。(メーカー推奨)

  • N Type:(N)ネオプレンゴム+(T)タフコート(オプション)

    内圧:1.75kg/c㎡~2.1kg/c㎡

  • NHD Type:(N)ネオプレンゴム+(T)タフコート(オプション)

    内圧:3.5kg/c㎡~4.2kg/c㎡

  • U Type:(N)ネオプレンゴム+(U)ウレタン(オプション)

    内圧:1.75kg/c㎡~2.1kg/c㎡

  • UHD Type:(N)ネオプレンゴム+(U)ウレタン(オプション)

    内圧:3.5kg/c㎡~4.2kg/c㎡

※(T)タフコート:補強用コーティング剤
※(U)ウレタン:補強用貼り付け材
※モデル K6,K60は汎用品ではありませんが、ご要望があればお見積いたします。
エアキャスターの使用方法
エアキャスターの大きなメリットは、誰でも簡単にすぐ使えることです。重量物を搬入・搬出する際、エアキャスターを下に挿入して空気圧によって浮上させます。

【 標準システム 】

Barge Master(洋上での動揺解消装置)
DDC(Mono Pile/Jacket等の洋上風車基礎大口径掘削システム)
TWD(Pile Gripper・Upending System・風車要素のSeafastening等の設計施工)
エアキャスター(重量物の運搬・搬入・搬出システム)
の内容や活用法を紹介しています。
株式会社トリオマリンテック
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