• TOP
  • システム紹介

システム紹介

システム構成

1.Pile Top Rig

2. Pile Adapter

3.Drill String

4.BHA
(Bottom Hole Assembly)

5.Supporting Equipment

  1. Pile Top Rig

    Pipeの上端に設置する掘削装置です。ドリルパイプにトルクを与えるパワースイベル、ドリルパイプの継ぎ足しのための昇降装置、掘削くずを排出するためのDischarge Hose等が搭載されたコンパクトな装置です。

  2. Pile Adapter

    PileとPile Top Rigを接続させるための接続具で、プロジェクトごとに設計されます。

  3. Drill String

    継ぎ足されたドリルパイプのことをいいます。ドリルパイプは、プロジェクトごとに最適なものが選定されますが、基本形は内径200mm~330mm、フランジ継手、単管長は3mです。水深、掘削深さによりドリルパイプを継ぎ足していきます。

  4. BHA (Bottom Hole Assembly)

    BHAは掘削の推進力を与え、かつ垂直度を確保するための機器です。重量はプロジェクトごとに異なりますが数十トンにもなります。BHAの構成要素は、下の図のとおりです。

    Crossover:
    Drill PipeとBHAとのコネクション
    BHA Stabilizer:
    掘削口径とほぼ同じサイズで掘削の垂直度を確保する。
    Drill Collar:
    カウンターウエイトで掘削の推進力を与える。左図は3段階にしているが、プロジェクトごとに最適な重量、段数を選定する。
    Drill Bit:
    掘削ビットで、掘削する岩盤層により最適なカッターを選定する。
  5. Supporting Equipment

    Drill Bitに掘削トルクを与えるパワースイベルは油圧モータで駆動します。そのほか、昇降装置にも油圧シリンダーを使用しています。掘削くずの回収は、水を掘削孔内に送り込み、さらに圧縮空気を掘削孔に噴出させるAir Lift Systemを採用していますので水ポンプとAir Compressorが必要です。また、これらの機器の電源として発電機も必要で、これら一連のサポート機器のことをいいます。

掘削工事手順
Mono Pile基礎工事 大口径掘削工事手順

Mono Pile式風車の基礎工事では、パイルを打ち込む際に、岩盤層に突き当り、それ以上パイル打込みが不可能になる場合、DDCの大口径掘削装置が搭載され、岩盤層を掘削する。その後再度パイル打込みが開始され、所定の深度までパイルが達して工事が完了する。

作業手順
大口径掘削システムの設置
パイル上端に掘削装置とパイルアダプターを設置する。→掘削開始
ドリルパイプの継足
追加のドリルパイプをシュートにセッティングする。
パワースイベルをドリルパイプと切り離す。
パワースイベルを傾け、シュートに仮置きしている追加のドリルパイプを取り付ける。(ボルトアップ)
継ぎ足したドリルパイプを吊上げ、垂直の状態にする。これを下のDrill Stringにセッティング・ボルトアップし、掘削再開。
掘削くずの排出


カッターの選定
Barge Master(洋上での動揺解消装置)
DDC(Mono Pile/Jacket等の洋上風車基礎大口径掘削システム)
TWD(Pile Gripper・Upending System・風車要素のSeafastening等の設計施工)
エアキャスター(重量物の運搬・搬入・搬出システム)
の内容や活用法を紹介しています。
株式会社トリオマリンテック
〒220-0003 神奈川県横浜市西区楠町18-4
小池ビル205
TEL : 045-534-8482
FAX : 045-534-8483